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バッタンバンで晴読雨耕

バッタンバンを中心としたカンボジア北西部の情報ブログ-大学教育、地雷、農業、開発、投資に関する話題から ホテル、レストラン情報まで

 

国内政治における動き-ブラックマンデー、政治アナリスト殺害、首相一族のビジネス

国内政治において活発な動きが続いている。

まずは与野党の対立である。
与野党の対立自体は当たり前の話であるが、
政策ではなくスキャンダルが対立の軸になっているようだ。

事の発端となったのは、
野党副党首ケム・ソカー氏の売春スキャンダルとそれに続く裁判。
国会議員にである同氏の不逮捕特権の剥奪の動き、
裁判所による召喚とこれに応じない同氏、
不在の中進められる裁判、
裁判を巡っての不正行為による関係者の逮捕、
それに対する抗議運動が発生というのが一連の流れであるが、
一般的には与野党の対立の延長戦と理解されている。

抗議運動は毎週月曜日に黒い服を着て行われることから、
「ブラックマンデー」という名で呼ばれ、
これを抑えようとする警察との間で小規模な衝突も発生している。

今週、カンボジア中の注目を集めたのは、
何と言っても有名政治アナリストであるケム・レイ氏の殺害事件である。
3,000ドルの借金を巡る争いの結果、
貸し手に殺害されたというのが公的な発表だが、
国民の大半からは政治的な目的による殺人事件と受け止められている。

白昼堂々首都で行われたその手口やその後の警察の対応等、
過去に発生した活動家の殺人事件を彷彿させるもので、
表面的な発展の裏にある変わらないカンボジアを感じさせられる事件であった。

個人的に注目したのはPhnom Penh Postに掲載された
Inside the Hun family's business empire
と題された記事だ。
Global Witnessのレポートを基にした報道で、
首相一族がどのようなビジネスに関っているかを示した内容となっている。

同記事では首相一族の誰が、どの企業と、どのような関係にあるのかが説明されており、
記事からはダウンロード出来るエクセルの表には、
より詳細な情報がまとめられている。
レポートは商業省における登記簿がベースになっており、
これによれば27人の親族が114社と関連があるとのこと。

Phnom Penh Postはその後首相一族からの反論も掲載、
それなりにバランスの取れた報道を行っているが、
真相は分からぬままである。

政治的な立場、意見の如何に関らず、
政治の安定が経済の安定と成長に繋がってきた面は否定出来ないはず。

今後カンボジアがどのように変わるのか、また変わらないのか、
観察者として、また生活者として目の離せない日々が続いている。
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Author:バッタンバン長
カンボジア王国バッタンバン在住、バッタンバン長です。
バッタンバンを中心に、開発援助業務、大学講師、社会調査、日系企業進出・投資のお手伝い等をやっております。
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