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バッタンバンで晴読雨耕

バッタンバンを中心としたカンボジア北西部の情報ブログ-大学教育、地雷、農業、開発、投資に関する話題から ホテル、レストラン情報まで

 

精米業界が抱える問題

精米の輸出量が増え、
景気がよくなると期待されてきた精米業界だが、
このところはネガティブな報道が続いている。

先月は精米業界の業界団体であるCambodia Rice Federation (CRF)の問題が報じられていた。
CRFがガバナンスの問題から崩壊状態と陥ってしまったため、
18の精米所が結束、
Rice Industry Strategic Key Solution (RISKS)という名の提案をまとめ、
商業省に業界への支援を求めているという話。
これまでにこれに賛同する精米所の数は24にまで増加しているとのこと。

問題は単なる内輪もめではなく、
実業の現状とも深い関連があるようだ。

今年3月の精米の輸出量は昨年同期と比べ14%減となっている。
具体的には約76,000トンから約66,000トンへの減少である。
国内市場においてもベトナム産米の輸入増により、
カンボジア産米の競争力が低下しているそうだ。
RISKSによればベトナム産米の年間輸入量は70~80万トンに達しているとのこと。

Rice Miller

対策として、
RISKSは5億ドルの融資(年利4%)を求めているが、
問題はそれだけで解決するものではないはずだ。

カンボジア産のコメの多くは籾のままベトナムへ持ち出され、
そこで精米されているのである。
ベトナムで精米したほうが安いというのであれば、
カンボジアの精米工程におけるロスが大きいと考えるのが当然であろう。
農家の手元を離れた後でどのようなプロセスを経ているのか、
またどのような改善策があり得るのかを検証し、
実行に移していくイニシアチブが必要と思われる。

精米業界が立ち行かなくなれば、
農家への影響もいずれ出てくるはず。
(昨年来の雨不足も大きな懸念材料である。)

カンボジアの稲作は今大きな正念場を迎えている。
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プロフィール

バッタンバン長

Author:バッタンバン長
カンボジア王国バッタンバン在住、バッタンバン長です。
バッタンバンを中心に、開発援助業務、大学講師、社会調査、日系企業進出・投資のお手伝い等をやっております。
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