この調査の目的は、
カンボジアの農村部においてMFが果たしている役割を調べるというものだ。
この目的の達成のため、
Portfolios of the Poorで紹介されたファイナンシャルダイアリーという調査法を採用、
質問票もこの本の基となった質問票を参考に作成した。
具体的な調査の内容は、
農村世帯27世帯を対象に、
13カ月の間(2012年4月~2013年5月)の支出、収入、借入、返済、資産の変化等を記録し、
MFの他、
Informal Money Lenders(高利貸し、IMLs)、
Personal Borrowing(知人・友人からの借入、PB)、
Shop Credit(店のツケ、SC)、
Saving Group(グループ預金、SG)
がどのように利用されているかを分析するというもの。
対象は州都から西に約50kmの距離にある3つの村の世帯。
これまで個人的な付き合いのある村を対象とすることで、
収入、支出、借入、返済、資産について、
可能な限り信憑性の高い数字を得られるように努めた。
家計の記録は、
月に2度これらの世帯を訪れ、
インタビュー形式によって行った。
カンボジア世帯の多くが農村世帯である点、
更にはその多くが貧困世帯である点、
貧困削減を目的とするMFが急速に広まっている点から、
調査の意義は小さくないものと思われる。
この調査法にはその対象が小さいという限界があるが、
比較的長期間に渡り、
農村世帯の経済活動を細かく調べることができるという利点もある。
特に固定給を持たない農村世帯の家計を知るため、
またMFの用途は返済法を知る上ではより適した手法と言えよう。
(続く)
カンボジアの農村部においてMFが果たしている役割を調べるというものだ。
この目的の達成のため、
Portfolios of the Poorで紹介されたファイナンシャルダイアリーという調査法を採用、
質問票もこの本の基となった質問票を参考に作成した。
具体的な調査の内容は、
農村世帯27世帯を対象に、
13カ月の間(2012年4月~2013年5月)の支出、収入、借入、返済、資産の変化等を記録し、
MFの他、
Informal Money Lenders(高利貸し、IMLs)、
Personal Borrowing(知人・友人からの借入、PB)、
Shop Credit(店のツケ、SC)、
Saving Group(グループ預金、SG)
がどのように利用されているかを分析するというもの。
対象は州都から西に約50kmの距離にある3つの村の世帯。
これまで個人的な付き合いのある村を対象とすることで、
収入、支出、借入、返済、資産について、
可能な限り信憑性の高い数字を得られるように努めた。
家計の記録は、
月に2度これらの世帯を訪れ、
インタビュー形式によって行った。
カンボジア世帯の多くが農村世帯である点、
更にはその多くが貧困世帯である点、
貧困削減を目的とするMFが急速に広まっている点から、
調査の意義は小さくないものと思われる。
この調査法にはその対象が小さいという限界があるが、
比較的長期間に渡り、
農村世帯の経済活動を細かく調べることができるという利点もある。
特に固定給を持たない農村世帯の家計を知るため、
またMFの用途は返済法を知る上ではより適した手法と言えよう。
(続く)
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