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バッタンバンで晴読雨耕

バッタンバンを中心としたカンボジア北西部の情報ブログ-大学教育、地雷、農業、開発、投資に関する話題から ホテル、レストラン情報まで

 

マイクロファイナンスの金利3

農村生活者から見たマイクファイナンスの金利
そして、その周辺の状況について書いてきたが、
逆に、MFIsの側から見た場合の金利とは、
どんなものなのだろうか?

MFIsへの聞き取りは限られているため、
若干の推測を交えながら検討してみる。

まず間違いない点は、
システムの維持のためにはある程度の金利を取らざるを得ないということだ。

MFIsの貸付や返済は、
銀行とは違い、
借り手の家で行われるため、
その手間や交通費がかさんでしまう。
事務所のある州都や郡都からローンユーザーのいる僻地の村まで頻繁に通うのだから、
そのコストは決してバカにならない。

1人の担当者に任せてしまうと、
ごまかし(職員がMFIsよりも低金利で個人的な貸付を行う?)が発生しかねないため、
別の担当者がこの確認を行うという仕組みもあるそうで、
更にそのコストは上がってしまう。

経費の他には、
MFIsに預金口座を持つ者への利息や
出資者に対するリターンについても考えなければならない。

預金口座の利息もかなりのものだ。
あるMFIsの定期口座は年利が9.75%で、
他のMFIsも軒並み大手銀行よりも高い金利が設定されている。

お金を預ける側になってみれば、
できるだけ安定感のある銀行にお金を預けたいはずで、
大手銀行と同等の利率にしてしまえば、
預金者のメリットはなくなってしまうということだろう。
(だからと言って、9.75%が妥当かどうかは分からないが。)

海外の金融機関からの融資も重要な点だ。
元々貧困削減のための金融機関という位置付けのマイクロファイナンスであったが、
今や「社会貢献」の名の下に融資ができるオイシイ投資先となっている。
融資を受けている側のMFIsである以上、
金利を下げることなど、
そう簡単にできるものではないのだろう。

マイクロファイナンスの金利にまつわる考察を行ってきたが、
どうであろうか?
まだまだ調べきれていない点、考えの至らない点もあるはず。
今後も継続して調査、検討を行っていきたい。
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プロフィール

バッタンバン長

Author:バッタンバン長
カンボジア王国バッタンバン在住、バッタンバン長です。
バッタンバンを中心に、開発援助業務、大学講師、社会調査、日系企業進出・投資のお手伝い等をやっております。
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