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バッタンバンで晴読雨耕

バッタンバンを中心としたカンボジア北西部の情報ブログ-大学教育、地雷、農業、開発、投資に関する話題から ホテル、レストラン情報まで

 

タイへの出稼ぎ労働者2

出稼ぎ者の数を100万人と仮定して話を続ける。


農園や工事現場での給与相場は300バーツ/日であるから、

30日間休みなく働けば、

9,000バーツの収入となる。

このうち生活費を除いた1/3を貯金に回すとすれば、

貯金額は3,000バーツ/月、36,000バーツ/年となる。

米ドルにして1,200ドルである。


100万人が全て同様の貯金をし、

これをカンボジアに送金するとすれば、

1年で12億ドル(960億円)のお金がカンボジアへと送金されることにある。

これはカンボジアのGDPの約10%、

トップドナーである日本の対カンボジアODA(1.5億ドル)の10倍近い金額である。


勿論、これは仮定に基づく机上の計算であり、

これが事実という話ではない。


しかしながら、

実際の数字がこの半分、1/4であったとしても、

それは決して小さな金額ではないはずだ。


また、これがカンボジア農村経済に与える影響は、

全国統計との比較では計り知れない程のものであるはずだ。


出稼ぎ者の実数、構成はどのようなものか?

具体的な出稼ぎ先、職種はどのようなものか?

カンボジアの農業や製造業に与える影響はどのようなものか?

仕送りの総額は年間どの程度か?

仕送りの仕組みはどうなっているのか?

(他国では仕送り用の送金サービスがビジネスチャンスとなったケースもあったはずだ。)

仕送りは貧困削減に効果があるのか?

ベトナムへの出稼ぎ労働者の状況はどのようなものか?


気になることばかりである。


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Comments

1. 出稼ぎ事例 
 出稼ぎの問題(仲介業者とのトラブルや労働人口の流出)は、内外のマスコミでクローズアップされていますね。私の知人が8月バンコクに出稼ぎに出たのでアウトラインを紹介したいと思います。
 だんな40代モトドライバー月収百数十ドル、奥さん30代携帯電話会社の掃除兼雑用係り月収百㌦。子供13歳と11歳の二人、プノンペンのはずれの借家住まい。定期収入はあるが中間層の一番下に属すると考えられる。共働きなので子供は、半日しかない公立学校以外は近所で遊んでいる。しかし将来のことを考え英語学校に行かせたいと希望している。
 出稼ぎの概要;奥さん-バンコクの建設現場の宿舎の賄い係。泊まる所は現場宿舎(無料)、月収1万バーツ。同現場で働いている親戚が呼び寄せたので仲介業者はなし。パスポートも取らずに行ったので心配したがIDでアランヤプラテート国境を超え迎えに来た親戚と合流、翌日にはバンコクに無事到着。当初、子供を預けだんなも一緒に行く予定だったが、昔タイの漁船で働いたとき船を下りたらそのまま留置場に数か月拘留されたトラウマでパスポートも持たない強行手段にしり込み結局奥さんだけ出稼ぎした。
 うちの近所にパスポートを発行する事務所があります。毎日ほんとうに長い行列です。特に地方の人は最低二回プノンペンに来ないといけないので大変です。手数料は260㌦程度と聞きました。国境を接しているタイなら諸手続きの手間と経費を考えパスポート&ビザなしで行くケースも多そうです。
2. Re:出稼ぎ事例 
>笠屋さん

ご報告ありがとうございます。こちらではやはりパスポートなしで行くケースのほうが多いようです。国境越えにはお金がかかるため(200~300ドル?)、すでにタイで働いている親族やMFIから借りたお金をこれに充てたという話を聞いたことがあります。
出稼ぎが様々な問題を生み出しているのも事実だと思いますが、農村経済への貢献も見逃せないと感じております。
3. Re:Re:出稼ぎ事例 
>バッタンバン長さん

数十万人にも及ぶ人々がタイに出稼ぎに行っているとは知りませんでした。カンボジア経済の牽引車である繊維産業を超える規模ですよね!国際機関IMOのレポートで仕送りが農村経済にあたえるインパクトについて触れていました。
 ところで今週8日(木)モンコールボレイ国立病院に行く用事があります。宜しければ、お昼頃バッタンバンで挨拶させてもらいたいのですがご都合は如何でしょうか?

 当方のメールアドレス naranfuu@gmail.com
長嶋達也
4. Re:Re:Re:出稼ぎ事例 
>笠屋さん

出稼ぎ者の数については推測があるだけで、誰もよく分からないというのが現状だと思いますが、私の調査でもremittanceが主要な収入源となっている世帯を多く見かけます。援助やMFなどよりも貧困削減効果が高いという可能性もあり得ます。
今週はバッタンバンにいると思いますので、別途メールさせて頂きます。

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プロフィール

バッタンバン長

Author:バッタンバン長
カンボジア王国バッタンバン在住、バッタンバン長です。
バッタンバンを中心に、開発援助業務、大学講師、社会調査、日系企業進出・投資のお手伝い等をやっております。
お問い合わせ等は、下のメールフォームからお願いします。

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