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バッタンバンで晴読雨耕

バッタンバンを中心としたカンボジア北西部の情報ブログ-大学教育、地雷、農業、開発、投資に関する話題から ホテル、レストラン情報まで

 

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書籍 「Colonial Cambodia's 'Bad Frenchmen': The rise of French rule and the life of Thomas Caraman, 1840-87」

過去の「反省」を求められることの多い我が国では、
侵略や植民と言えば自国の歴史の話ばかりだが、
そもそもアジアの近代史は欧米列強による侵略と植民の歴史であった。

カンボジアがフランスの植民地であったことは広く知られているが、
その経緯や施策、社会についてはあまり知られていない。
本書では、フランス植民地下のカンボジアを生きた一人のフランス人の人生を追いながら、
そんな歴史の詳細を探っていく。

教科書的な時系列の歴史や、国の歴史として書かれる場合、
そこに生きた何千、何万という人々の人生や彼らが生きた世界を想像することは難しいが、
特定の人物の人生にスポットを当てることで当時の社会がヴィヴィドに描かれる。
主人公が一般的に想像される植民者を体現したような人物ではなく、
「ならず者(Bad Frenchiman)」である点も面白い。
そんなならず者たちは、ただただ底辺に生きただけでなく、
フランス、そしてカンボジアの歴史に影響を及ぼす存在であったという点は注目に値する。

他にも、植民者側、被植民者側の様々な人物、在住外国人(中国人等)、そうした間で生まれた子どもたちなど、
多種多様な人物が描き出されることで植民地社会の多面性も垣間見ることが出来る。
個々の置かれた立場にる植民政策に対する異なる反応、行動はなるほどである。

主人公Thomas Caramanは1840年にフランスで生まれ、1887年にサイゴン(ホーチミン)で没している。
サイゴンを経由し、Caramanがカンボジアへやって来たのは1865年。
生物サンプルや美術品の採集というのが公式、表向きの立場ながら、
カンボジアで一旗揚げるという目算も持ち合わせていたCarman。
決して裕福ではない出目が、
Caramanを「カンボジアン・ドリーム」へ突き動かしたというあたりは、
農家の次男、三男が満州へ向かった昔の日本に似たものを感じさせる。

カンボジアン・ドリームの実現のため、
Caramanは手段を選ばず、
階級社会における身分の詐称や詐欺まがいの行為にも手を染めてしまう。
Carmanだけでなく、フランス人たちは現地語も出来ず、
商売に関しても華僑には全く歯が立たなかったために、
経済的には相当苦労させられたようだ。
(現代のカンボジア社会にも通ずる点で非常に面白い。)

そうした個人の資質に加え、
様々な出会いや要素、時代の流れから「Bad Frenchman」というレッテルを貼られ、
最終的には国外追放に追いやられるCarman。

植民者、統治者としての威厳、自身、自惚れ、
それに対する経済的困窮という現実。
政治と経済のギャップ。
植民者の無知と被植民者の無関心。
この辺はもう少し研究の余地もありそうだし、
他のフランス植民地との比較も面白そうだ。

筆者Mullerはフランスによるカンボジアの統治を以下のようにまとめる。
「well-oiled monolithic campaign uniting military, bureaucratic and economic aims」
(経済、行政、軍事的な目標を統合し、効率的に統制された活動)ではなく、逆に、
「piecemeal affair composed of scattered and hapharzard efforts, often initiated by individuals and
sometimes resting on unexpected alliances across the ethnic divide」(P. 6)
(人種を超えた人間関係の中においてたまたま発生した状況、
個人によって行われた偶発的行為の寄せ集め)であったに過ぎない。

我が国、そして隣国においても、
侵略の歴史はつい侵略した者、された者という単純な構図で描かれてしまいがちだが、
本書ではより現実的にそれが如何に複雑な関係性の上に成り立っていたかが描かれている。

華僑ビジネスに割り込めない外国人というのは、
現代カンボジアにも通ずる話で、
そういった視点から本書を読んでみるのも面白いはず。

お高い英語版しか出ていないのだけが残念な点である。

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Eight Boat Noodle

プノンペンであっと言う間に拡大したチェーン店のEight Boat Noodle。
Pizza CompanyやSwensen's、Chatimeといった国際的なフランチャイズとは違い、
カンボジア生まれのチェーン店である。

新聞で読んだところによれば、
20代のオーナーがマレーシアでタイ式の麺が流行っていることに着目し、
始められたそうだ。
小ぶりのクイティオをお腹の調子に合わせどんどんお代わりをするというスタイル。

Eight Boat Noodle

プノンペンへ行く度にあちこちにあるなあと思っていたが、
バッタンバンにもお目見えしていた。
場所は町中心部からUMEへ向かう通り。

朝食は取らないか、
取ってもオジサン向けの老舗店で終わらせてしまうため、
若者が多い(ように見える)この店にはまだ行ったことがない。
Chatime同様、若者の誘いを待って行ってみたいと思う。

国道5号線にはこれを真似たと思われるSeven Boat Noodleの看板も見られる。
場所は生ガキがウリのPiphup Oysterの軒先。

Seven Boat Noodle

一時の流行となってしまうのではという懸念もあるが、
国内発のチェーン店を応援していこうと思う。

 

Chatime

バブルティーの有名チェーンChatimeバッタンバン店が川沿いにある。
あまり気にもしていなかったが出来て半年ほど経つようだ。
地元の若者にはそれなりに人気のようで、
夕方ともなれば多くのバイクが店頭に並んでいる。

Chatime.jpg

台湾に居た頃はハマりにハマったバブルティー。
呼び名としては「珍珠奶茶」のほうがやはりしっくりくる。
カンボジアで初めて見たのは10年ちょっと前だっただろうか。

記憶にあるのはプノンペンのブディン周辺、
今のMeta Houseの辺りにある店だ。
台湾で飲んでモノよりタピオカが柔らかく、
イマイチと思ったことだけは覚えている。

あまり人気もなく数カ月後には閉店してしまったため、
カンボジアでは流行らないのかなあと思っていたが、
Chatimeはカンボジア1、2を争う飲食チェーンになってしまっている。
カンボジア国内の店舗数は21、
プノンペン、シェムリアップ、シハヌーク、バッタンバンの4都市に跨がる。

考えてみれば、
甘味類の大好きな国民性。
流行るのも当然と言えば当然かもしれない。
若者向けのキッチュな店構えも流行の秘訣だろう。

若者が集まる店には少し行きにくいので、
誰か誘って試してみようと思う。
場所はPizza Companyの隣の隣。

 

Kaymu

ネットで見かけたオンラインショップのKaymu。
カンボジアだけでなく、
他国でも展開している楽天市場のようなサービスだ。

カンボジアでネットショッピングだなんて、
まさに隔世の感だが、
自分のようなオールドスクールを尻目に、
カンボジアの若者はインターネットを通じて友だちを作ったり、
音楽をダウンロードしたり、
ゲームに興じているのだから当たり前と言えば当たり前の流れなのだろう。

カンボジアでネットショッピングをやる場合の障害は以下と思われる。
1.クレジットカードを持っている人が少なく、決済方法が限られる。
2.プノンペン中心部以外住所が明確でない。(郵送出来ない。)
3.実績がない。

2.について補足すれば、
地方における住所は○○村までのため、
○○村の△△さんに商品を届けるためには、
○○村へ行った後、△△さんの居場所を聞いて回らないといけないという話。

Kaymuにおいて売買は、
携帯電話番号をIDに送金サービスを行うWing(Cellcard)やEmoney(Metfone)で支払いの後、
指定の町までバスサービス等で商品発送を行うとのこと。
他国での仕組みは分からないが、
カンボジア国内ではこういう手続きのようだ。

なるほど、
ドアツードアの発送は無理だが、
問題なく取引をすることは出来そうだ。

まだまだ取り扱い商品の種類に限りはあるものの、
今後の展開が楽しみなサービスである。

 

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プロフィール

バッタンバン長

Author:バッタンバン長
カンボジア王国バッタンバン在住、バッタンバン長です。
バッタンバンを中心に、開発援助業務、大学講師、社会調査、日系企業進出・投資のお手伝い等をやっております。
お問い合わせ等は、下のメールフォームからお願いします。

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