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バッタンバンで晴読雨耕

バッタンバンを中心としたカンボジア北西部の情報ブログ-大学教育、地雷、農業、開発、投資に関する話題から ホテル、レストラン情報まで

 

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農村における道路整備

バッタンバンでは様々な道路整備が進められている。

10年前、舗装道路と言えば、
州都と国道5号線のみであったが、
今ではパイリンまでの国道57号線など、
5号線の支線の舗装が進みつつある。

また、農村部においては、
ラテライトという赤土の道路網の拡大してきている。

道路整備によって、
移動にかかる困難も減り、
州都からの移動時間も大幅に減少されるようになった。
当然、僻地に住む村人の生活にも様々な変化が見受けられる。

Rural Road Construction

一番大きな変化は、
通学や買い物といった日常生活におけるものだろう。
小学校やちょっとした市場あれば農村でも珍しくはないが、
村の中心部にあっても雨季にぬかるむような道しかなければ、
通学や子ども連れの移動には大きな困難が伴う。
そこに雨季でも自転車やバイクの移動が可能なかさ上げされたラテライト道路が一本出来るだけで、
状況は大きく改善されるのである。

次に農民の生活を支える農業における変化だ。
自分の田畑が離れた場所にある場合、
そこへ行くまでに時間がかかってしまうだけでなく、
村までのアクセスが悪ければ、
作物を買付けに来る仲買人も少なくなるのは当然の話。
今ではかなりの僻地でも農作物を満載したトラックを見かけるようになっている。

道路整備は病院へ行く場合など緊急時の移動にも変化を及ぼしている。
保健省が定める保健所(小さな病院)の設置基準は、
人口約10,000人に一カ所というものであるため、
それがない村も少なくはない。
急患が出た場合、
隣村、その隣の村まで移動ということも珍しくないため、
道路整備は生死にも関わるものとも言えるのだ。

4つ目は出稼への影響だ。
国境までの移動が半日となれば一日で出稼ぎ先へ行くことも可能であろう。
移動時間の短縮は移動費が下がることも意味する。
クメール正月や農繁期に実家のある村へ帰ることも容易になれば、
出稼ぎへ出るのも容易になり、
世帯収入の向上も期待されるだろう。

最後に不動産価値の変化というものも挙げられる。
上記4点のような変化によって、
それまでは陸の孤島であった場所が生活にも農業にも適した場所となれば、
その不動産価値が上がるのも当然の流れ。
不動産価値が上がれば、
それを担保に金策を講じることも可能となる。

政府の発表によれば、
昨年だけで500kmの未舗装道の舗装がなされ、
今年は1,200kmの舗装が実施される予定とのこと。

適切な維持管理も重要となるため、
政府には引き続きの努力をお願いしたい。
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女性への暴力

この数年、
インドにおける女性暴行事件に関する報道をよく目にするになった。

これらメディアに配信されるニュースが全てであるはずはないが、
信頼できる統計がないのも実情だ。
しかし、海外において、
こうした犯罪が日本以上に多いことは容易に予想される。

カンボジアについて言えば、
警察やNGOが受けた通報をまとめた統計や、
援助機関が実施した調査が現状を示す手がかりとなる。

2013年にカンボジアを含むアジア太平洋地域を対象に国連機関まとめた調査は、
驚くべき結果を示している。
「Why do some men use violence against women and how can we prevent it?
-Quantitative Findings from the United Nations multi-country study on men and violence in Asia and the Pacific」
と題された同報告書は、
カンボジア以外ではバングラディシュ、中国、インドネシア、パプアニューギニア、スリランカが対象としており、
これらの国においては約10~62%の男性にレイプの経験があるという。

カンボジアは約20%、
つまりは5人に1人という結果となっている。

この数字には被害者がパートナー(夫、恋人)というケースも含まれており、
非パートナーでは約8%、
「gang rape」(複数の加害者による)では約5%となる。

初犯の年齢が15歳以下である割合は約15%という数字も驚きである。

動機として挙げられているのは、
「sexual entitlement」が45%、
怒り・懲罰が42%、
悦楽・暇が27%、
飲酒が14%となっている。

他国と比較したカンボジアの特徴は、
「gang rape」の割合が高いという点、
年齢が低い点、
動機として「sexual entitlement」や「悦楽・暇」が低く、
「怒り・懲罰」の割合が高い点であろう。
(「gang rape」についてはbaukというスラングが存在し、
社会問題として認識されている。)

今後、カンボジアを対象としたより詳細な調査が行われるそうなので、
そちらにも注目したい。

外国人を対象にした事件が多いとはされていないが、
日本人も十分注意が必要な状況であろう。

 

ライスペーパー

遺跡で有名なエクプノムへ向かう道路脇には、
庭先にライスペーパーを並べた家を多く見かける。

生春巻きの材料としても知られるライスペーパーだが、
現在はベトナム産が主流で、
カンボジア産は貴重な存在となりつつある。
粉っぽいベトナム産に対し、
カンボジア産はコメの味がしっかりしていて、
柔らかさも特徴的なのだそうだ。

数少ない生産地となったバッタンバンでは、
調理はせず、そのまま食べるのが一般的。
一口サイズにちぎり、
唐辛子ペーストにつけて食べるシンプルなものだが、
やみつきになってしまう。

Rice Paper

ペーストも自家製で、
お店によって特に辛いものや、
砂糖を混ぜた甘系のもの、
塩ベースの粉状のものなど様々なものが存在しているので、
食べ比べて見るのも楽しみの1つだろう。

地元の学校の近くの商店ではおやつとしても売られており、
遺跡巡りのついでに寄る外国人旅行者の姿も見られる。

辛い、辛いと言いながら、
ついついまた一口といってしまうライスペーパー。
今回立ち寄ったお店では、
プノンペンや外国にも卸しているとの話なので、
見かけた方は是非お試しあれ。

 

地方都市の不動産開発

プノンペンの不動産開発の話題が、
日々カンボジアのマスコミを賑わせている。
大型のコンドミニアムからショッピングモール、五つ星ホテル等、
とにかく豪華なプロジェクトが目立つ。

それらに比べると非常に地味ながら、
地方都市においても数々の不動産開発が進行中だ。

バッタンバンの郊外においても、
数年前までは田んぼであった場所に長屋スタイルの家々が建ち始めており、
住宅地の広がりに合わせ、
町の規模が少しずつ拡大してきている。

以前書いたBorey Ratanakも、
国道沿いながら活用されていなかった土地に出来たものだ。
(現在も建設中。)

こうした傾向はシェムリアップでより顕著に見ることが出来る。
やはりプノンペンのような派手さはこそないが、
国道やバイパスを中心に東西に地価100ドル/平米のエリアが拡大中。
地価の上昇率はプノンペンを凌ぐレベルであるだろう。

過剰な不動産開発はバブルにも繋がりかねず、
大型の建設プロジェクト(長屋)では
建設中の段階から「For Sale」のサインが出ている物件が出ていることも珍しくはないが、
自らが住む目的での建設も多く、
全体的にはまだ健全な成長であると思われる。

昔からの町の中心部であったエリアは地価が高く、
交通量が多い分だけ不便を感じる人も多いため、
郊外型住宅の需要は今後も伸びると予測される。

プノンペンの派手な開発プロジェクトに隠れがちながら、
地方都市の「開発」からも目が離せない状況だ。

 

池中玄太のクメール語

昭和の名ドラマ「池中玄太80キロ」。

主人公のカメラマン、池中玄太を演じるのは、
今や日本を代表する名優、西田敏行である。
題名にある80キロは当時の体重なのだとか。

第一作のヒットによりシリーズ化されたドラマの第二部は、
玄太が長期取材で訪れていたカンボジアから帰国するシーンから始まる。
帰国後の様々な再会を夢見ながら、
機内ですやすやと眠る玄太は、
コーヒーのサービスに寄ったフライトアテンダントによって起こされてしまう。

パッと目を覚まし、
紙コップ入りのコーヒーをもらうと、玄太が一言。

「オークンチュラウン。」
(クメール語で「ありがとう。」)

自分の寝ぼけていたことに気づき、続けて一言。

「ああ、ついカンボジア語が出ちゃって。
ずうっと居たもんですから。半年居たもんですからね。」

日本のテレビドラマ史上初のクメール語の台詞であろう。
(他をご存知の方がいれば教えて下さい。)

以上、カンボジアマニアのためのウンチクである。

 

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プロフィール

バッタンバン長

Author:バッタンバン長
カンボジア王国バッタンバン在住、バッタンバン長です。
バッタンバンを中心に、開発援助業務、大学講師、社会調査、日系企業進出・投資のお手伝い等をやっております。
お問い合わせ等は、下のメールフォームからお願いします。

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