FC2ブログ

バッタンバンで晴読雨耕

バッタンバンを中心としたカンボジア北西部の情報ブログ-大学教育、地雷、農業、開発、投資に関する話題から ホテル、レストラン情報まで

 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 

養蚕農家

大きな期待が持たれているものの、
これまでのところ、
期待ほどの結果の出ていない養蚕業。

数百トンの輸入量に対し、
国内で生産されるシルクの量は数トンに過ぎないままだ。
カンボジア国内の養蚕農家の数も増えてはいない。
(以前訪れたファームは、
観光客向けのパフォーマンスの側面が強い。)

輸入シルクの価格は上昇傾向にあるため、
国内の農家にとっても追い風かと思いきや、
そうでもないようだ。

BMC Silk

伝統的に養蚕が盛んなバンティアイミアンチェイの農家を訪れ、
話を聞いてみると、
様々な社会環境の変化の中での苦労が見えてくる。
なかなか簡単な問題でもなさそうだ。

専門家からは気候や病気、技術の不足といった問題も指摘されているが、
実際に長年養蚕を行ってきた農家の声も大切である。

こうした伝統が途絶えてしまっては、
残念な話。
新たな仕組みづくりを考えてみたいと思う。
スポンサーサイト

 

LPガス車

現在、多くのガソリンスタンドでレギュラーガソリンの値段が、
1リッター5,000リエルと超えている。
10数年前の記憶が正しければ、
当時の約2倍の値段である。

こうした背景の下、
徐々に人気となりつつあるのが、
LPガス車への改造である。

これまでも長距離タクシーでは一般的であったLPガスだが、
最近は自家用車でもこの改造を行う人が増えつつあり、
車雑誌にも業者の広告が目立ち始めている。

LPガスの値段はガソリンの約半分。
LPガスに変えるだけで、
燃料代が半減するのだからドライバーにとっては嬉しい話だ。
(燃費は車種や搭載するシステムによって異なる。)

その上、ガソリン車よりもエコフレンドリーなのだそうだ。

LPG.jpg

改造用のパーツはタイからの輸入ながら、
パーツはヨーロッパや韓国が多い。
ポーランドのパーツなんて珍しいなんて思って調べてみれば、
同国は世界で2番目にLPガス車が普及している国とのこと。

改造にかかる費用はエンジンの大きさによるが、
数百ドルから千ドル強というのが相場で、
作業にかかる時間は半日~1日程度。

現在売られているのは、
エンジンをかけてしばらくはガソリン、
その後、自働でLPガスに切り替わるタイプである。
日本では聞いたことがない仕組みのため、
安全性等も気になるところだが、
ユーザーの評価は上々なようだ。
タイでも同タイプの車が出回っており、
実績も十分であろう。

LPガスを供給しているスタンドが郊外に多いこと、
転売の際の値段への影響がネックかもしれないが、
得られるメリットは小さくなく、
ガソリン価格の高騰と共に普及が進むことも予想される。

 

デング熱

日本でデング熱の発症例が出ているそうだ。

カンボジアでは比較的一般的な病気のため、
これで大騒ぎとなることはないが、
かかった本人は大変だ。

個人的な経験で言えば、
40度近い熱が1週間近く続き、
その後体が痛くなり、
最終的には血小板の値が下がり入院という経過であった。
治りかけの時期には体にかゆみが出、
退院するときには、
モノを見るときに焦点の辺りが黒く見えるという症状もあったが、
前者は1~2日、後者は数日で回復した。

治療には対処療法しかないため、
解熱剤を飲んで、
できるだけ食べて寝て体力を失わないようにするしかなかった。

カンボジアでは田舎よりも、
人の多い都市部の蚊が危ないと言われている。
ウイルスが人を宿主とするためと思われる。
東京などは人が多いから、
その分危険度も高いのであろう。

カンボジアの大人はあまり蚊にさされないが、
日本人はいい標的となるので、
尚、注意が必要だ。
(皮膚の硬さや汗の量が原因か?)

公園の封鎖を報じる日本のニュースを見ながら、
自分はなかなか大変な国に住んでいるのだなあと感じてしまうのだった。

英語名であるDengue Feverの名を持つバンドの話はコチラ

 

サンフランシスコ講和条約とカンボジア

サンフランシスコ講和条約が署名されたのが、
今から63年前、1951年9月8日。

あまり知られていないが、
この条約に署名した48か国(日本を除く)にはカンボジアも含まれている。

興味深いのは署名が完全独立の1953年より前であったという点だ。
調べてみると、
フランス連合内の国家という立場での署名であったとのこと。
同様の立場にあったベトナムやラオスもやはりこの条約に署名している。
(タイは日本と同じ枢軸国のため、
署名する立場にない。)

韓国が同条約への署名を望みながらも署名できなかった理由は、
日本の保護下にあり、日本と交戦していなかったためとされているが、
これに沿えば、カンボジアも独立国として交戦していないのだから、
署名できたというのは?である。

侵略を裁かれた国(日本)が、
他国の植民地(カンボジア)と講和条約を結ぶというところには、
欧米のダブルスタンダードも見て取れそうだ。
(そもそも日本の敗戦の後、
元々の宗主国であるフランス統治下に戻っていること自体どうなのだろう。)

国際政治の世界は複雑と言えばそれまでか。
あまり知られていない日カの歴史のお話であった。

ちなみに、
カンボジアは賠償請求権を持ちながらも、
これを放棄しております。

 

教育の問題と不正行為

カンボジアの教育問題と言えば、
「学校が足りない」ことと語られることが多い。

一面では当たっているものの、
当然ながら問題はそれだけではなく、
現実はより複雑だ。

仮に学校や教室が足りている場合でも、
「教育省が定める時間数の授業が実施出来ていない」、
「それをするためには、やはり教室と教師が足りない」といったこともあり得る。
教育の質という点に目をやれば、
「教師が十分な教育を受けていない」といった問題も無視は出来ない。

ドナーの支援を受けつつ、
カンボジア政府も教育問題への取り組みを続けている。
今年から本格的な取り組みを開始したのが、
横行する試験の不正の取り締まりである。

これまでも、
毎年、年度末になると学校の周りは警察によって取り囲まれ、
監視が行われていたが、
実質的な効力は無に近い状態であった。

政府が不正の取り締まりに本腰を入れた結果、
これまで90%近かった合格率が、
一気に30%程度まで下がったという報道が出ている。
これが事実だとすれば、
これまでの試験は一体何だったのだろうと思わざるをえない。
Cambodia's Curseでも書かれた医大の話も思い出される。

学歴がいい加減なものであることを知りながらも、
学歴に拘るのは愚の骨頂である。

この国、社会の将来のためにあるべき教育の姿について、
より真剣に考える時期を迎えつつあるように感じる。

 

« »

09 2014
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
プロフィール

バッタンバン長

Author:バッタンバン長
カンボジア王国バッタンバン在住、バッタンバン長です。
バッタンバンを中心に、開発援助業務、大学講師、社会調査、日系企業進出・投資のお手伝い等をやっております。
お問い合わせ等は、下のメールフォームからお願いします。

記事の検索
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。