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バッタンバンで晴読雨耕

バッタンバンを中心としたカンボジア北西部の情報ブログ-大学教育、地雷、農業、開発、投資に関する話題から ホテル、レストラン情報まで

 

農業技術指導

カンボジアにおいては、
日本を初めとした「先進国」による農業指導が様々な形で行われている。

言葉は悪いかもしれないが、端的に言って、
「原始的」な農業が行われているカンボジアで、
「先進国」の技術を活かし、
生産性を向上させるといった趣旨のものが多い。

カンボジアの農法が日本とは違い、
非常にシンプルなものであることは間違いない。

しかし、実際の成果となると、
思い通りにはならない場合が多いようだ。
何故だろう?

私見ながら、
一番の問題はインプットを増やす農法にある。

日本では、
米や野菜は手間隙をかけてつくるものというイメージがあるが、
それが受け入れられない事情があるのだ。

決して、カンボジアの農家が怠けているという話でもないし、
おいしい作物を作りたくはないという話でもない。
天候や市場の変化というリスクに対し
全くの保障がないカンボジアの農家にとって、
手間隙をかけるということはリスクを更に大きくすることになりかねないのである。

例えば、
手間をかけて田植えを行っても、
日照りで稲がやられてしまえば、
もう一度やり直しをしなければならなくなる。
手間をかければ収量が上がるにしても、
収穫できなければ何の意味もない。
(天候の波が大きいこの数年は特にそうである。)

結果、新たな農法は実践されず、
「原始的」な農法が継続していくこととなる。

また、労働力の問題も無視できない。
多くの農村の働き手はタイへ出稼ぎへと行ってしまっている。
安定した現金収入を得られるのだから、
自分たちでやる農業については最小限の投資(資金、労力)とし、
出来るだけ長い時間タイで稼ぐというのは賢い選択であろう。

無計画なように見えて、
農家さんたちは経済効率性に見合った選択をしているように思われる。

保障を含めたより包括的な農業政策や、
経済効率性に配慮した農法が必要ではないだろうか。
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プロフィール

バッタンバン長

Author:バッタンバン長
カンボジア王国バッタンバン在住、バッタンバン長です。
バッタンバンを中心に、開発援助業務、大学講師、社会調査、日系企業進出・投資のお手伝い等をやっております。
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