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バッタンバンで晴読雨耕

バッタンバンを中心としたカンボジア北西部の情報ブログ-大学教育、地雷、農業、開発、投資に関する話題から ホテル、レストラン情報まで

 

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車の雨季対策

今月はとにかく雨が多かった。
正確な降水量が分からないのだが、
昨年、一昨年の同月より降ったように思う。

毎年この時期に行う作業が車の雨季対策。

スコールにやられたときは、
ワイパーをフルに使ったところで焼け石に水、スコールにワイパーのため、
ガラスにフッ素コーティング剤を塗るのだ。
ワイパー要らずをウリにする商品だが、
スコールの際の視界確保にはかなり役立つ。

最近は耐久性の高い商品も出ており、
この時期にやっておけば雨季の終わりまでの6カ月間は効果が持続するものもある。
ただし、コーティング剤はカンボジアでは手に入らないため、
日本からの取り寄せである。

市内に高級車は数あれど、
これだけ雨を防いでいる車はマイカーだけだろう。

作業完了。
どっからでも降ってこいという気分。

ちなみに現在使っているコーティング剤は以下。
他の東南アジア在住ドライバーの皆様にもオススメです。

ソフト99(SOFT99) 超ガラコ 04146 04146[HTRC2.1]ソフト99(SOFT99) 超ガラコ 04146 04146[HTRC2.1]
(2012/05/09)
ソフト99(SOFT99)

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タイの農家所得保証制度

お隣のタイでは農家所得保証制度というものがあるそうだ。

細かい計算式を含む規定から成る制度だが、
大雑把に言えば、
政府が作物価格を補てんし、
農家を助けるという仕組みである。
(市場価格を基に算出される参照価格と一定の保証価格の差額を政府が負担し、
農家に支払う。)

全ての作物価格は市場次第というカンボジアの農家からすれば、
実に羨ましい制度だが、
彼らも間接的にこの恩恵を受けているという指摘もある。
これにより、
比較的安価なカンボジア産農作物の対タイ輸出が増加、
価格の安定にも繋がっているというのがその理由だ。

先週、この制度における米の保証価格について、
タイ政府が引き下げを決定したとの報道がなされた。
これによれば、
7月以降、現状15,000バーツ(500ドル)/トンから12,000バーツ(400ドル)/トンになるという。

カンボジアの農家への影響を懸念する声も聞かれ始めているが、
実際にどの程度の関連性がある/あったのかは不明なため、
その影響の度合いについてもよく分からないのが実際のところ。
懸念というムードが市場価格に影響する可能性もあろう。

他の資料によれば、
同じ米でも品種毎に価格が違っているようなので(当然だが)、
タイの状況についてはもう少し調べてみる必要がありそうだ。

隣国の政策に容易に左右されない、
独自の農政が求められていることは間違いない。

 

2013年雨季とサンカエ川の増水

正式にいつから雨季に入ったのかは分からないが、
6月に入ってから雨ばかりである。
今月は全国的に雨が多いようだ。

この1、2週間の間に、
市内中心を流れるサンカエ川の水位も徐々に上り始めてきていたが、
昨日の昼頃から一気に水かさが増した。
川面は道路から2メールほどまで来ている。

Stung Sanke1

日本人である自分などは、
災害に備え云々などということを真面目に考えてしまうのだが、
そんな自然の変異も地元に人にとってはアトラクションのようなものに過ぎない。
夕暮れ時、
川沿いは夕涼みの人々で賑わっていた。

学生とおぼしき友人グループ、
家族連れ、
カップル・・・。

Stung Sanke2

夕涼みに川沿いへというのはいつものことだが、
「増水してるらしい!見に行かなきゃ!」ということで、
いつも以上の賑わいとなったようだ。

危機管理能力、危険察知能力のなさ、
暮らしの中の余裕、
暇・・・。

なんと呼ぶべかは分からないが、
この川の状況を見て焦った顔をしているのは、
見る限り自分1人だけであったことは間違いない。

自分は考え過ぎなのでしょうか?

 

書籍 「肥満と飢餓」

肥満と飢餓――世界フード・ビジネスの不幸のシステム肥満と飢餓――世界フード・ビジネスの不幸のシステム
(2010/08/31)
ラジ・パテル

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Stuffed And Starved: From Farm to Fork: The Hidden Battle For The World Food SystemStuffed And Starved: From Farm to Fork: The Hidden Battle For The World Food System
(2013/01/03)
Raj Patel

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世界全体では、
10億人が飢餓に苦しみ、
15億人が肥満に苦しんでいるという。
こうした世界の在り方がどのようにして作られ、維持されているのかという問いに答え、
そうした状況へ対抗する手段を示すのが本書。
(2006年の初版よりそれぞれ数字が増えたそうだ。)

上記統計は、
世界の7人に1人が飢餓、4.7人に1人が肥満と言い換えることもできる。
平均的日本人からすれば想像しがたいほどの異常さに思われるが、
これが世界の現実。
日本の外の世界ではなく、
日本を含めた世界の現実なのである。

興味深いのは、
肥満と飢餓が実は同じコインの表と裏であるという点だ。
豊かな国の人間が太り、
貧しい国の人間が飢えるというだけのストーリーではない。
冒頭でメキシコの例で示されるように、
幼少時の飢餓=栄養不足やジャンクフードの普及、蔓延によって、
途上国においても肥満が問題となってきているのである。

こうした問題は、
グローバルなフードシステムの在り方に起因するというのが、
本書で示される筆者Patelの見方。
世界中の数多くの農家と消費者、
そしてその間を取り持つ少数の多国籍企業の関係により成り立つシステムのことである。

これらの企業が、小売、種苗、化学肥、ロジスティックスなどの業界を牛耳り、
農家と消費者の間の「ボトルネック」となることで、
農家、消費者の選択肢が奪われているというのだ。
そして、その結果、農家が貧困に追いやられ、
企業が提供する食生活に馴らされることで肥満が増えていると。

また、政府間の貿易協定や援助、科学(緑の革命)なども、
こうした仕組みを強化するのに利用されてきたとPatelは指摘する。
農作物輸入にかかる関税についての議論は、
日本人としても無視できない。

さて、こうしたグローバルなフードシステムとは、
カンボジアにとって何を意味するのであろうか?

肥満は今のところ、
大きな社会問題にはなっていない。
スーパーマケットでの買い物やファストフードでの食事ができるのは、
プノンペンやシェムリアップの比較的豊かな層に限られ、
地元の市場で食材を手に入れ、家で食事というのがいまだ一般的である。

飢餓、栄養失調については確かに問題ではあるが、
多国籍企業の活動とは直接的には関係はなさそうだ。
ローカルのバイヤーが農作物を買い取る場合がでも、
資本力のあるバイヤーのほうが相対的に力が強く、
農家側の選択は限られているのは事実だが、
これはむしろ伝統的な構造と考えられる。

しかし、
こうした状況が少しずつ変わりつつあることもまた事実。

都市部においてはファストフードチェーンやスーパーマーケットも増えつつあり、
外国の企業による農業分野への進出も増えつつある。
カンボジアがグローバルなフードシステムに完全に取り込まれるのも、
時間の問題かもしれない。

本書の指摘にそぐわない点もあるが、
今後のカンボジアの農業や農村社会の在り方について考える上では、
是非参考にすべきものと思われる。

様々な国の様々な状況を描いた大作だけに、
また何度か読み返してみたいと思う。

 

バッタンバン-シェムリアップ間の新道路建設?

現在、バッタンバンからシェムリアップまでの移動は、
バンティアイミアンチェイ(シソポン)を経由するルートを使うのが一般的である。
バッタンバンからバンティアイミアンチェイまでは国道5号線、
バンティアイミアンチェイからシェムリアップまでは国道6号線という、
トンレサップ湖の西側を廻る陸路のルートだ。

これ以外、ボートを使った水上ルートという手段もあるが、
旅行者向けの趣が強い。

最近聞いたところによると、
現在、シェムリアップとバッタンバンを繋ぐ新ルートの建設準備が進められているという。
これはバンティアイミアンチェイを経由せず、
ほぼ直線ルートで両州都を繋ぐもので、
距離も現在の半分以下の約70㎞ほどになるとのこと。

約1時間ほどでシェムリアップへ行けることになるのだから、
観光客や物流の増加が見込まれる。
期待大だ。

 

干し魚

地味は承知のお題、干し魚。

東南アジア一の湖であるトンレサップ湖とメコン河に恵まれたカンボジアだけに、
干し魚と言えば淡水魚である。

家庭によっては自家消費用に作っているところもあるが、
これを生業としている人たちもいる。
市場などで見かける干し魚はこうした業者(?)でつくられたものだ。

作り方は至ってシンプル。
基本的には、切って干すというもので、
商品によっては塩やMSGで味付けする場合や食紅で色づけする場合もあるそうだ。

Dried Fish

Dried Fish2

業者によれば、
以前はトンレサップで捕れた魚が多かったが、
最近ではタイの養殖モノが増えているとのこと。
乱獲により、
ライギョなどの大型の魚が国内で手に入りにくくなったことが原因だという。

であれば、
いっそカンボジア国内で養殖をしてはどうかという問いが出てくるが、
状況はそれほど容易ではないそうだ。
稚魚の供給、餌の確保、コスト、法規制・・・。
専門外であるためにただただ頷くしないのだが、
何か手立てはないものかとしばし考え込んでしまった。

結局タイやベトナムから買ったほうが安いというのは、
加工食品や日用品、食肉、果物、野菜にも共通して言えること。
なんとかならないものだろうか。

 

バッタンバンの毒蛇

先日、町中で見つけた毒蛇。
非常に鮮やかな緑色が特徴的で美しい。

Green Vine Snake1

家に帰って調べてみると、
Long Nosed Whip Snake/Green Vine Snakeという種のようだ。
和名は、ハナナガムチヘビ。
(似たものにOriental Whip Snake/Asian Vine Snakeがいるが、
頭の形が違うように思う。)

カンボジアだけではなく、
東南アジア、南アジアに広く見られるヘビで、
噛まれても腫れる程度の毒しかないそうだが、
注意に越したことはない。

追っ払うために靴を投げつけてみたところ、
きれいな黄緑の体に白と黒の模様が浮き上がった。
威嚇のために変色するのが、
このヘビの特徴らしい。

Green Vine Snake2

こんなのが町中にいるほど自然豊かな街。
それがバッタンバンだ。

 

外国企業・個人の進出

バッタンバンなど北西部へ進出する外国企業、個人が増えつつある。

分野で言えば、
観光業のシェムリアップ、
製造、サービス業のプノンペン(とその近郊)に対し、
農業のバッタンバンといっていい状況。

大手企業による投資は数少ないものの、
中小企業、個人、グループによる投資(投機?)が中心で、
多くは数十から数百haの規模のものだ。

数百haと言えばとてつもない巨額投資と思われそうだが、
カンボジアの富裕層が行う農業としては一般的な規模である。
ha当りのコストがせいぜい数百ドル/年なのだから、
100haやったろころで数万ドル(数百万円)。
お金持ちのカンボジア人からすれば難しい金額ではなく、
外国人にとっても比較的手軽な投資と言えよう。

進出増加の背景には、
特殊な技術や機材・施設が不要という参入のしやすさも関係していると考えられる。
収穫した作物を加工せずに売るのであれば、
必要な灌漑用ポンプ、トラクター、種苗、肥料などは全て国内で手に入る上、
レンタルも可能だ。
土地については外国人は購入ができないものの、
田畑を貸して確実な収入を得たい地主は少なくない。

問題は、
参入のしやすさと、
成功のしやすさは全く無関係ということだ。

数年前から、
カンボジアの富裕層を中心に農業ブームとでも言えるような状況が続いているが、
儲けたのは地主と種屋、肥料屋だけという冗談もあるほど。

やはり、農業は、
ビジネスチャンスであるのと同時に、
貧困者の職業であるということであろう。

進出を検討されている方には綿密な調査をオススメ致します。

 

Golden Bayon Express

プノンペンまでの交通手段として最近人気なのが
Golden Bayon Expressのミニバス。

安全第一を掲げながらも、
道中、客を拾ったり下ろしたりする大型のバスよりも移動時間が短く、
発着もオンタイム、
車内でWi-Fiが使えることから、
ビジネスユースのユーザーや外国人旅行者に人気となりつつある。

使用車両はトヨタのハイエースで、
中古車両を使った大型バスと比べると清潔感も際立つ。

バス停/オフィスはバス会社がひしめき合うエリア、
Family Martから東へ少し行ったところ。
英語が通じるのもありがたい。

Golden Bayon Express

運行しているは日系企業であるため、
安心して利用できるのが何より。
日本からの旅行者にもオススメの交通手段である。

 

プレアビヒアのオイル?

英字紙Phnom Penh Postによれば、
日本の独法であるJOGMECが行った調査の結果、
シェムリアップ・プレアビヒア州に原油埋蔵の可能性が出てきたという。

タイ国境のプレアビヒア遺跡周辺の土地を巡っては、
カンボジア、タイの両国が領土を主張しており、
同じエリアから原油が出るとなれば、
新たな問題になるのではという懸念も生まれるが、
調査対象は寺院から離れた南のエリアらしい。

産出に至るまではまだ調査が必要とのこと。

北部では金などの鉱物資源の開発が進んでおり、
これまでの未開の地というイメージも変わりつつある。
歴史的な遺産や自然に恵まれた地域だけに、
乱暴な開発とならないようお願いしたいところだ。

 

銀行の新サービス

バッタンバンの銀行では様々なサービスが提供されているが、
Royal ANZ銀行では、
ATMで携帯電話のトップアップや電気料金の支払いなどができる新サービスが登場した。
(先日知ったばかり。)

携帯電話のクレジットトップアップは、
Mobitel、Smart、Beelineの3社に対応。
料金引き落としで、
ATMから出てくるスリップに書いてある番号を携帯に打ち込む方式。

電気料金の支払いは未体験だが、
EDC(電力供給会社)まで行かなくてもいいのだから、
便利なサービスである。

ATMはクメール語の他、タイ語、英語、中国語に対応しており、
在住外国人にも使い勝手がよい。

日本のようになんでもかんでも支払いはコンビニでまではいかないが、
徐々に便利になりつつあるカンボジアの暮らし。
逆に、便利過ぎて窮屈になってしまった日本よりも、
よい程合いではなかろうか。

(追記)
窓口で確認したところ、
EDCの支払いはプノンペンのみ(Electricite de Phnom Penh)で、
バッタンバンの電気代支払いは不可とのことであった。
期待した分だけガッカリ・・・。

 

バッタンバンのテレビ事情

カンボジアのテレビ事情は決して悪くない。

市街地であれば、
ケーブルテレビが入る場所がほとんどで、
CNNやBBC、ESPNやMTV、個人的に好きなDiscovery ChannelやNational Geographic、
タイ、ベトナム、中国、韓国などのチャンネルも受信可能。
我らが日本のNHKもこれに含まれている。

バッタンバンもその例に漏れず、
様々なチャンネルを受信できるのだが、
NHKは日本語放送の「ワールドプレミアム」ではなく、
英語放送の「ワールド」のみというのが残念なところ。
言語だけでなく番組の構成も異なるため、
日本人向けの番組である大相撲やニュース、
ケータイ大喜利などのバラエティを見ることができない。
(現在、「プレミアム」の視聴が可能である。
プノンペンとシェムリアップのみ。)

しかしながら、
スポーツ観戦となれば、
むしろ日本よりも環境はよいように思う。
一昨日のワールドカップ予選「日本 v オーストラリア」もライブで見ることができたし、
先回のワールドカップや昨年のロンドンオリンピックでも、
時間帯に関係なく、複数のチャンネルで放映されていた。
日本のように視聴に多額のお金を払う必要もない。

娯楽の少ない場所ではあるだけに、
在留外国人にとっては非常にありがたいサービスと言える。

 

農業センサス

4月に発表されていた農業センサス。
カンボジアの農業全体の状況を調査し、
全体像を掴もうという試みである。

どのようにして調査が行われるのかと気になっていたところ、
すでに農家での聞き取りが始まっていた。
農家一軒一軒を訪ね、
それぞれの世帯の農業の状況を聞いて廻るという手法。
調査済みの家にはステッカーが貼られている。

Agri Census

聞き取りには、
農地や作付面積、収量、使用している農機の種類などが含まれているそうだ。
カンボジアの農業については不明な点も多く、
大まかな輪郭だけでも掴むことができれば農政や開発政策にも役立つはず。

チャレンジは、
大規模の事業がどこまでカバーされるかという点であろう。
こうした田畑では事業主が都市部に住んでいるのがほとんどで、
田畑に住みこみの管理者がいる場合でも、
彼らが詳細を把握していない可能性もあろう。

国民の多くが農村に住んでいるため、
非常に重要な調査である。
結果を楽しみに待とう。

 

田舎のおやつ2

最近では季節にあまり関係なくマンゴーが手に入るようになったが(タイ産?)、
やはりマンゴーは日本の春先からが旬の果物である。

青くて酸っぱいものに塩やトウガラシなどをつけて、
或いは、甘く熟したものをそのままというのが一般的だが、
保存が利くように乾燥させてという食べ方もある。
いわゆるドライフルーツとはちょっと違い、
見た目は日本の「のし梅」のような感じのものだ。

作り方は至ってシンプル。
熟したマンゴーに砂糖を加えて煮たものを平たく伸ばし乾燥させるだけ。

調査で訪れた家庭ではちょうどこのお菓子を乾燥させているところであった。

Dried Mango1

Dried Mango2

以前住んでいた家にマンゴーの木が1本あっただけで、
食べきれないどころか、
配りきれないほどの果実がなっていたことを思い出す。

子どもの多いカンボジアの家庭でも食べきれない分はまた後で。
そんな生活の知恵から生まれた田舎のおやつ。
甘党の方は是非。

 

タイ国境の新経済特区

新聞報道などによれば、
カンボジア、タイの両国が国境沿いに新たな経済特区(SEZ: Special Economic Zone)を設置する方向で、
協議を行う予定だそうだ。

場所はポイペトとコッコンの2ケ所。

ポイペトにはすでにSEZが1つあるが、
国境や市街地からは若干距離もあるため、
より国境に近いエリアを対象とするということであろうか。
タイへの出稼ぎ者は多く、
ポテンシャルは小さくないはず。

インフラ面においても、
ベトナム国境と比べまだまだ発展の余地の大きいタイ国境。
本格的に動き出すのももう間近か。

 

契約栽培

地元政府内、農村で話題となりつつあるコントラクトファーミング(契約栽培)。
近年、こうした形態で農業と関わる外国企業も増えつつある。

簡単に言えば、
売り手である農家と買い手の間の農作物の生産と買取に係る契約を結ぶというもので、
日本などでは生産方法を規定することで品質を守るという目的もあるが、
カンボジアでは作物の価格保証、量の確保という意味合いが強い。

以前も書いたとおり、
農家が抱えるリスクには、
天候など栽培に関わるものと、
販売に関わるものがあり、
コントラクトファーミングは後者のリスクヘッジに役立つと考えられる。
実際、農民にとっての利益を示す調査報告も出されている。

しかしながら、現在、州内で行われているコントラクトファーミングにおいては、
買い手が一方的に契約内容を変更するなどし、
売り手が損をするという問題も発生している。
相場が下がったから買取額を変更を迫るといったもの、
そもそも買取らないといったもの。
やはり、買い手の力が強い故であろう。

資本のない農民に資本提供、
農民の側からすれば借金で作物を栽培するといったケースもあるそうで、
農民への影響が懸念されている。

農民の間ではコントラクトファーミングという仕組み自体に対する不信感も増しており、
今後のどのように展開していくのかが注目されている。

市場価格が上がれば、
そちらになびいてしまう農家がいることも事実。
利益とリスクのバランスがサステイナブルな仕組みとなるための鍵であろう。

 

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プロフィール

バッタンバン長

Author:バッタンバン長
カンボジア王国バッタンバン在住、バッタンバン長です。
バッタンバンを中心に、開発援助業務、大学講師、社会調査、日系企業進出・投資のお手伝い等をやっております。
お問い合わせ等は、下のメールフォームからお願いします。

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